結婚公論

就活と婚活は似ている

For Women

今年も、就職活動をする学生のサポートをしている。
今年はコロナの関係で、採用が中止になったり採用人数が極端に減ったり氷河期以上に大変だ。

学生のエントリーシートを添削したり、
面接のアドバイスをしたり、
服装・化粧など印象を良くするテクニックをアドバイスしたり、
学生が準備する事は沢山ある。

学生時代に一番頑張った事は?
ゼミで何を学んだか?した事はあるか?
それをどうやって克服したか?
サークルやアルバイトで学んだ事は?
という一般的な質問から、
自分を動物に例えると何?
自分を漢字一文字で表すと何?
その理由は等、違う角度から攻めて来るものもある。
自分の長所は、短所は・という内面を抉るものも勿論ある。

そんな時、
自分で自分は何者なんだろう、自分のアピールポイントは何処だろうから、
自分は果たして他人に好かれているのだろうか
受け入れて貰えてるのだろうか等、色んな疑問が次々に出てくる。

自分はこれまでの人生で何をしてきたのか、
果ては何の為に生まれて来たのだろうかという疑問にまで達することもあるかもしれない。

人間は、この人、気が合うとか気に入らないとか、
この人はいつもこういう考えをする、こういう時は必ずこう言う等他人の事は良く解る。
逆に長所は短所は癖は行動は考え方はと、自分の事は自分では気が付かない解らない事が沢山ある。
そんな解らない未知との自分に向き合い、分析し、アピールし、自分を認めて貰い選んでもらうのが就活だ、

これはそう婚活と同じだ。

まず自分が自分の一番の理解者であり、一番のセールスマンでなくてはならない。
自分で自分を知る、この一番シンプルで一番の基本のミッションを遂行しなくては進まないのだ。
でも、恐れはいらない、だって回数を重ねれば誰でも慣れて来るから。

就活面接も番組オーディションも婚活も、目の前の相手を納得させればOK!

私も最初のオーディションに通るまで10回位受けた。
1回通れば慣れてきて、こんな自己PRをすれば通ると要領が解り自信もついてきてその後は順調に通るようになった。

就活生も回数をこなすうちに、考えが纏まって来て話すのも慣れてきて、余裕すら出てくる。
そんな自然に近い状態になればその人らしさが自然に出てくる。そして皆後半には内定を沢山頂いて来た。

「人間は、認められているという意識が一番嬉しい動物である」

と大学時代に勉強した中で唯一覚えている言葉だ。

婚活は就活と似ている、自分を見つめ自分を知り上手にアピールして、自信を持って相手を選び自分を選んでもらおう!

カウンセラー 佐伯直美

2020.9.22

loading